群馬県における絹の生産の歴史は古く、天平勝宝4年(西暦752年)、群馬県から朝廷に「あしぎぬ」が献納されたと記載されており、今も東大寺正倉院に御物として保存されています。
群馬の蚕糸業は1200年以上の歴史を有しており、永い伝統と確かな技術をもとに大きく発展してきました。明治5年に設置された「富岡製糸場」は、日本の経済基盤をも支え、近代国家としての発展に大きく貢献したことで有名です。群馬県の歴史は絹と深く結びついています。
群馬県で生産される絹糸は蚕の丁寧な飼育、製糸技術によって美しい「ぐんまシルク」を生みだしています。
繭から糸を引いて作る過程では、通常は非常に腐りやすくカビも生えやすいためホルマリンなどの防腐剤を使用していますが、珠絹に使用しているぐんまシルクの製糸工場では、独自の技術によりホルマリンや防腐剤を一切使用しない技術を確立しています。
また、群馬県では、ぐんまオリジナル蚕品種を使った生糸、絹製品に対し、「ぐんまシルク」の認定が行われています。
「ぐんまシルク」として認定された生糸、絹製品には認証マークを発行し、消費者に対し製品の産地を保証をするとともに、「ぐんまシルク」のブランド化を進め、市場での競争力の向上を図っています。
私達の取り扱っているぐんまシルクの商品も、一定量ぐんまシルクを使用している製品については、この認証マークを貼付して販売しています。